縦積み
縦積みとは
縦積みという言葉を聞いたことがあるでしょうか。転売をしている人で縦積みというと、同じ商品を何個もまとめて仕入れることをいいます。予約販売でもこの縦積みを使って儲けにつなげている人も大勢います。特にCDなど初回限定盤などで儲ける場合は、ある程度売れる時期が決まっているため、この時期にできるだけ儲けたいものです。
縦積みのメリット
高利益商品を縦積みをすることで、取り扱い商品の種類を増やさなくても利益へとつながるため、出品処理また管理などが簡単になります。数多くの商品を扱っていると、管理だけで大変になるのですがその労力をセーブすることができるのです。
また在庫が多いと、カートが取得しやすい。また物によってはまとめ買いをしてくれるリピーターがつく可能性もあることで見込める利益が増えるのです。単発的な利益は将来的に続くことはなくどうしても年間で考えると限界があるため、利益がとれる商品を縦積みにすることは今後せどりに取り組むうえで大切なことになるのです。
長くせどりをしていくには、安定して売る事また作業をできるだけ減らすことが大切となります。安定して売れる商品は、在庫がなくなったらまた仕入れてを繰り返すだけなので作業の効率化になるといえます。
縦積みのデメリット
売れる商品を多く仕入れるということは、それだけライバルが増えるということにもなります。売れる商品は色々な人が目をつけているので難しい部分もあるのです。
また一気に数多くの商品を出すのを見て、他の出品者は値段を下げることがあります。これは商品のライバルが増えることにより、なかなか売れないと判断することがあるためです。ライバルが値下げをすることで、こちらも値下げをしないといけなくなり、大きな利益にはつながらなくなることもあるのです。
また在庫を多く持つ場合は、FBAを利用している方は注意が必要です。FBAの保管料が高くなるためです。そのためたとえ縦積をしていても、何度かにわけて納品する方が得策といえます。
また在庫を多く抱えていると、突然売れなくなってしまうと一気に不良在庫になってしまうことがあるのです。これまで売れていたのに、突然売れなくなるといったことは十分に考えられるのです。縦積みを考える時に、この点が一番のデメリットとなる可能性が高くなります。
横積みのようにリスクの分散化をすることができないと考えてください。
縦積みは上級者向き
縦積みは上記のように、在庫を多く抱えることになり、全く売れなくなってしまう、またライバルが価格をさげることにより利益が出ない状態で販売をしなくてはいけなくなる可能性があります。
そのため、せどりを始めたばかりの人には不向きといえるのです。売れ筋商品、商品の価格の動き、周りの状況、など全てを把握している人が初めて行ってよいものといえるでしょう。
縦積みにむいている商品
慣れている人でも縦積みにむいている商品とむいていない商品があります。まず高回転のもの、なくなったらまたすぐ次の購入が必要なものである必要があります。一つあれば十分なものは回転が良いとはいえず縦積みには向いていません。
また高回転で人気商品のものはどうしてもライバルが多くなります。ライバルが多くなると、価格が動きやすい傾向にあるため、さけるようにしましょう。
また高回転で、ライバルがつきにくい商品であっても、販売できる範囲を超えるのも避けたほうが良いです。
いずれにしても経験や資金に余裕がないとできることではありません。資金力と販売力、判断力など色々な要素が必要となります。
慣れてくれば縦積みをしてみよう
横積みの方がリスクが少ないのは間違いありません、しかし長くせどりを続けていくには、縦積みをする必要もでてきます。あくまで経験を積んで知識を得てからにはなりますが、横積みは常にリサーチをする必要があり、商品が増えるにしたがって商品管理や発送などもだんだん大変になっていくのです。
つまり横積みを初めてある程度の商品を扱うようになったら、縦積みを考え始めるとよいでしょう。そうはいっても突然多くの仕入れをするのではなく、少しずつ増やしていってその商品の売れ行きやライバルの動きをよく見ておくとよいでしょう。
だんだんとこの動きを見ることによって、「この商品なら縦積みの方が良い」と実感するものがでてくると思います。そうなればリサーチ、商品管理、発送など時間を減らすことができるのです。
またある程度定期的に売れるとわかるものができれば、資金繰りにも余裕がでてくるのではないでしょうか。
せどりを始める方はまず横積みを考えるべきです。それはいきなり縦積みをするとリスクが高くなるためです。しかし長くせどりを続けていくには、いずれは縦積みをしていく必要があるともお考えください。
せどりをすることで大切なのは、効率の良さが大切になってくるためです。